QvPenの意外と知らない(知らなかった)使い方
VRChatのあらゆるワールドで見かけるこのペン(QvPen)。
ペンを握ってUseすれば線が引けます。難しいことは何もないですね。
基本的にはこれだけ知ってれば十分なんですが、個人的に「こんな機能あったんだ」と気づいた点*1がいくつかあったのでメモっておきます。
おことわり
以下の記述はすべて「執筆時点ではこうだった」というのを書いているだけなので、アップデート等により正しい情報でなくなる可能性があります。ご了承ください。
- 執筆時点ではQvPen v3.2.4.1が最新なので、そのバージョンを想定して書いています。
ワールドに置いてあるQvPenが古いと通用しない場合があります。アプデして♡
筆者が左利きなので画像に違和感があるかもしれませんが、気にしないでください。
ダブルクリックで消しゴムに切り替わる
ペンを持ってダブルクリック(Useを2回)すると、ペンの先っぽがなんか丸くなります。
この状態でUseして線に触れると、その線を消すことができます*2(つまり消しゴム)。
いちいち持ち替えなくて良いので便利!
コライダーの表面に沿って線を描く
まず、QvPenの左側に並んでるボタンから"Surftrace"(たぶんsurface+traceの意味)を押してEnabledにします。
すると、コライダー*3がある場所(壁とか)に沿って線を描けるようになります。
これの何が嬉しいかというと、線が奥や手前にブレるのを防ぐことができます。
↓は"Surftrace"がオフの状態で描いたもの。
一見問題なさそうですが、斜めから見ると線が前後にブレていて読みづらかったりします*4(これは流石にわざとらしいけど)。
↓は"Surftrace"がオンの状態で描いたもの。線が壁に沿っているのでどの角度から見ても問題ありません。
デスクトップ勢でも使えます
デスクトップモードでもVRモードと同じようにペンを握ってUseすれば描けないことはないんですが、視点も一緒に動いちゃうのでちょっと描きづらい。
実は、デスクトップ専用のショートカットキーが用意されており、これを使えば視点が動きません。
キー | 機能 |
---|---|
Tab+クリック | 平面上に線を描く |
Tab+Delete | Clearボタンと同等 |
Tab+↑ | カーソルの移動速度アップ |
Tab+↓ | カーソルの移動速度ダウン |
PCにペンタブでも繋いであげればよりキレイに描けますね!
ペンは短く持つ
これはQvPen特有の話ではないんですが、知ってるかどうかで描きやすさが結構違うのでついでに記します。
ふつうの鉛筆と同じような位置で持ってしまうと、手ブレが増幅されて字が汚くなってしまいます。
物理的な鉛筆は紙に押し付けて描くのに対し、QvPenは空中に描くのでよりブレやすいです。
VR空間のペンはペン先を持つ。これを意識するとブレが最小限に抑えられると思います。
ペンを寝かせるとClearボタンが押しやすい
これもQvPenというよりVRChat側の話ですが……。
ペンの下に出てくるClearボタンを押すとき、ペンが立っているとペンの当たり判定に吸い込まれて押せないことが多いです。
ペンを寝かせてあげるとペンと手の間に十分な距離が生まれるため、Clearボタンが押しやすくなります。
ずいぶんと見た目の地味な記事になってしまったので、VketでBEAMSの店員さん*5と撮った写真で〆ます。
それではまた!
*1:実はだいたいBOOTHの商品ページに書いてあるんですが、ワールド作成でもしない限りあまり目にする機会がなさそうなので……。(というか私もワールドにQvPenを置こうとして初めて気づいた)
*2:ダブルクリックすると、1回目のクリックで小さな点が描かれてしまいますが、2回目のクリックでペン先が消しゴムになると同時にその点も消去されるので問題ありません。よく考えられてますよね!
*3:簡単にいえば、プレイヤーとの当たり判定がある場所のこと。
*4:QvPenで奥行きのある線が描けること自体は悪いことではなく、むしろ有効活用して立体的な絵を描いたりもできます。文字に関しては平面上にあった方が読みやすいという話です。
*5:NPCではなく、実際にBEAMSの社員さんが中に入って接客してました! 「これがメタバース時代の働き方……!」とちょっと感動しましたね。