キルミシブのメモ帳

ただの備忘録です。内容の真正性はあまり保証してません。

【VRChat】"VRぼっち"を脱しよう! 一緒に遊べるフレンドの作り方

「VRChat始めたけど、遊ぶ相手がいない……」

こうなる人って結構多いんじゃないかと思います。
VRChatはバーチャルSNSなので、他人との繋がりがないとなかなか楽しみづらい*1ですし、自分のアバターをかわいく着飾ったならもっと多くの人に見てほしいですよね。

そんなわけで今回は、いわゆる"VRぼっち"状態を脱するために何をすればいいかを考えていきたいと思います。

おことわり

  • 以下の記述はすべて「執筆時点の私がこう考えている」というのを書いているだけなので、人によっては正しくないと感じる記述があるかもしれません。ご了承ください。

    • なんなら著者もまだUserなので……。

私はこの記事で"VRぼっち"を脱しました

まず読もう!!

signyamo.blog

……いきなり他人の記事紹介から入るのもアレかもしれません。
でも具体的に取るべき行動や、なぜそうした方がいいのかの説明などが丁寧に書かれているので、まず一読してみることをオススメします。

……私の記事の存在意義ある?

1. イベントに参加しよう

先ほどの記事にも書いてありますが、まずはイベントに参加してみましょう!
(いきなりPublicに飛び込んでフレンドを増やすというのは、リアル世界でナンパを成功させるのと同じぐらいムズいと思ってます……)

「イベント」というとバーチャルマーケットのような大規模なものをイメージする方もいらっしゃるかもしれませんが、このページにあるイベントのほとんどは個人の方が主催しているものです。

vrceve.com

どんなイベントに参加するか

日によっては50個以上ものイベントが開催されている中で、どれに参加すればいいか迷うことでしょう。
ひとまず誰にでもオススメできるのは、イベント名に「初心者」と付いているもの。VRChat民は基本的にみんな「メタバースに定着する人がもっと増えてほしい!」と思っているので、こういったイベントも頻繁に開かれています。

さらにオススメしたいのが「自分の興味・関心に合ったイベント」です。
あなたがボードゲーム好きであれば、ボードゲームで遊ぶようなイベント。
あなたがケモナーであれば、ケモノアバターが集まりそうなイベント、などなど。
すると、お互いに「同じことに興味を持っている人同士である」という共通認識がある状況からスタートできるため、自然と話も広がりやすくなります。

イベントによっては参加条件が設定されているので、忘れずにチェックしておきましょう!

イベント主催者は人が来てくれるだけで嬉しい

ここに参加しよう! と決めたとして「でもやっぱり入っていくの怖いな……」と思ってしまうかもしれません。実際、私も最初のうちはそういう気持ちがちょっとありました。

でも、イベントを開催している人の立場になって考えてみてください*2
イベントというのは主催者さんが自分の時間を確保して、場合によってはイベント用にワールドを作ったりして開催するものです。
その主催者さんが最も恐れていること…… それは「参加者0人」という事態です。想像するだけで悲しいですね!

そこにあなたという参加者が入れば、少なくともイベントが成立するわけです。人助けだと思って積極的にJoinしましょう!

人と話すのが怖い人ほど早くJoinしよう

さらに付け加えるなら、イベントにはだいたい開始時間・終了時間が設定されていますが、予定が合うならなるべく開始直後にJoinした方がいいかもしれません
これは単純に「人が多く集まった後だと会話の輪に入っていくのが難しい」という感覚が自分の中にあったからです*3

また、イベントに一番早く参加するのはもちろん主催者さんですから、早くJoinすればそのぶん主催者さんとコミュニケーションが取りやすくもなります
イベント参加前に主催者さんにフレンド申請を送ってあると思いますが、そうなると「フレンドなんだけどお互いのことはまだ何も知らない」というちょっと奇妙な状況が生まれます。
それが悪いとまでは言いませんが、せっかくなら交流を広めるチャンスとして捉えましょう!
挨拶もそこそこに「どういうきっかけでこのイベントを知ったか」などの話をしているうちにだんだんと打ち解けられるかと思います。

※イベントによっては主催者さん側がいろいろな準備に追われていたり、単に主催者さんがあまり話好きではなかったりします。そういう雰囲気を感じた場合は無理に話そうとしなくても大丈夫。

2. イベントでフレンドを増やす

イベントが始まったら、とりあえずその場の趣旨に沿って楽しみましょう!
「フレンド作らなきゃ」と焦って何か特別なことをする必要はなく、ありのままの自分で臨んでいきましょう。

「知らない人と話すのが怖い」のは相手もそうである

個人的な話になりますが、私は知らない人と話すのが昔からかなり苦手です*4。ちょっと前までは挨拶ですら緊張して声が震えてしまうほどでした。
どうしたものかと思っていたのですが、程度の差はあれど「知らない人と話すのは誰だって多少は怖いものだ」と考えるようになってから、以前ほどは緊張しなくなりました。

怖いのはお互い様。だからこそ、こちらから話しかけることで「ああ、この人はそんなに怖れなくて大丈夫だ」と思ってもらいましょう!

※「そうは言ってもやっぱり自分から話すの怖い!」という人は無理しなくていいと思います。ぼんやりしてても気にかけてくれる人はそのうち現れます。私も可能な範囲でそういう人でありたいと思ってはいます……!

どんな話題を選ぶか

では、話しかけるときに具体的に何をどう切り出すか? 失礼に当たることでなければ何でもいいのですが、何でもいいが一番困りますよね。

まず、「イベントに参加中である」という前提においては、イベントの内容について話し合うのが一番自然な流れになるでしょう。
(私がよく行くボードゲーム系イベントでは「とりあえずここにボードあるんで遊びましょう」というのがワイルドカード的に使えて便利だったりします)

また、(リアル世界における)無難な話題の選び方として「木戸に立ちかけし衣食住」なんて語呂合わせがあったりもするので、何も思いつかなければ参考にしてみてもいいでしょう*5

www.weblio.jp

さらに、これまでの私の経験からすると、VRChatで最初の話題として出てきやすいのはアバターに関する話」だったりもします。
リアル世界では初対面でいきなり相手の身体的特徴に言及するのは失礼にあたりますが、VRChatは自分のなりたい姿になれる場所。
その"なりたい姿"を褒められて嫌な気分になる人はあまりいない、という感じで話題にしやすいのだと思います。

今まで見聞きした例を挙げるとこんな感じ。

  • 「このアバターって○○ちゃんの改変ですか? そのモデラーさんの子ってみんなかわいいですよね」
  • 「そのアバター初めて見ました! もしかして自作アバターですか?」*6
  • 「その衣装かわいいな~ BOOTHとかで売ってたりします? うちの子にも着せてみたいなぁ」
  • 「このアクセサリーちゃんと揺れもの入ってるんですね、手が込んでるな~」
  • 「あっこのマスコット的なの掴めるんだ! こういうのってPhysBoneとかでできるんですか?」
  • (明らかに人型じゃないアバターについて)「……これViewpointどこ!?」
  • 「デッッッッッッカ…… いやデッッカ……」
    • 何とは言いませんがデカかった人に対して思わず口をついて出てしまった言葉。ここまで来るとさすがに失礼に当たる場合もあるので、その場の空気に合わせて自重したりしなかったりしましょう。

とまあ、とにかくアバターきっかけで始まる会話は多いです。
もしかしたらアバターに変わったギミックを仕込んでおくと話のタネになっていいのかもしれませんね。

「フレンドいいですか?」と声をかける

終了時間が近づいてきたら記念撮影をして自由解散…… というのが典型的なイベントの流れですが、忘れちゃいけないことが1つあります。
「この人ちょっと気が合うかも」と思った人にフレンド登録をお願いすることです。

今はVRChatのアップデートで"最近遊んだ人"を見られる機能が実装されたので、フレンド申請を忘れてしまっても後からどうにかできますが、やはり目の前に相手がいるときに申請した方がお互い記憶に残りやすいと思います。

ここで「もし断られたらどうしよう……」と心配する必要はありません。
今のところ「フレンド登録いいですか?」と言って断られたことは一度もありません(断ったこともありません)。
VRChatはフレンド人数に上限がほぼない*7ため、フレンド申請を断るメリットが特にないというのが一番大きいと思います。
気軽にお願いしちゃいましょう!

3. フレンドになった後の振る舞い

さて、大事なのはむしろフレンドになってからです。
VRChatのフレンドは気軽に登録しあえる反面、「ただフレンドである」というだけではなかなか交流は深まりませんTwitterにおけるFF関係とかでも似たようなことが起きますよね)。

この記事のタイトルを「フレンドの作り方」ではなく「一緒に遊べるフレンドの作り方」としたのはこのへんの事情によります。

出会ったきっかけ等を忘れないうちにメモしておく

フレンド登録が済んだらまずすべきことは「その人と出会ったきっかけをメモしておく」ことです。
そうしておかないと後でフレンドリストを見返したとき「この人と何で知り合ったんだっけ?」と頭を抱えることになってしまいます。
(写真を見返して「このミルクちゃん改変アバター使ってるのが○○さんかなぁ」などと照合しようにも、アバターを結構コロコロ変える人もいるので追いきれません)

幸い、まさにそのための機能が最近のアップデートで実装されています!
VRChatのWebサイトからその人のユーザーページに行くと Note という欄があります。
ここにメモした内容は自分以外には見えないので、後で思い出せるようにいろいろと書いておきましょう!

↑私はこんな感じで、

  • 呼び方
  • 出会ったきっかけ
  • その人について印象に残ったこと

を書いておくようにしています。自分用メモなので自分がわかれば何でもOKです。

また、このNoteはVRChat内でユーザーを選択すると見返すことができます。便利!

Joinできるときは積極的にJoinしてみる

フレンドがPublic, Friends+, Friendsインスタンスにいるのに気づいたら、とりあえずJoinしてみましょう!
「え、でも『急に入ってきてなんだこいつ』とか思われないかな……?」と心配になる気持ちはめっっっちゃわかります。

でも、VRChatは入ってきてほしくないならInviteインスタンスにするなりステータスを変えるなり、対処法はいくらでもあるんです。
よって、Joinできる状況=Join歓迎と捉えて問題はない、はずです!
……まあ、実際Joinしてみたら知らない人の知らないノリに圧倒されてンェって感じになるとか、そういう経験も何度かありますけどね!

そういったアウェー感を少しでも軽減するために、さっきのNoteが役に立ちます。
「○○ってイベントで会った者です~」と改めて自己紹介すれば「あ、あの人ね」と結構思い出してくれるものです。
(ただ、数ヶ月前とかのイベントの話をしても「流石に覚えてないな」となりかねないので、フレンド登録からJoinの間隔はあまり空けないほうがいいかもしれません)

Joinしてみて、その場で遊べそうならもちろんそうすればいいですし、そういう雰囲気でなさそうなら「また顔出しますね~」と挨拶するだけでも十分だと思います。
相手が寝てたとしても、そのへんにペン等あれば「顔見に来たよ~」と書き残すだけでも起きたとき結構嬉しかったりするものです。
とにかく「この人は気軽にJoinしてくれるんだな」という印象を持ってもらうのが大事かと思います。

ずっとPrivateにいる人は「そういう人」と割り切る

フレンド登録して1,2週間しても全然Joinできる状況にならない、という人もいます。
これに関しては、単にVRChatを「主に身内と遊ぶためのツール」として使っている人であると割り切りましょう(私もちょっと前までそうでした)。
一応VRChatの機能としてRequest Inviteを送ることもできなくはないですが、個人的には使ったことがありません。Privateで遊ぶにはそれなりの理由があると思っているので……。

このへんについては↓のような考察記事もあるので、参考にしてみてください。

y23586.net

他のSNSで繋がりを持ってみる

VRChatterといえども、普通は24時間ずっとVRChatにログインしているわけにもいかないですよね!
そういうわけで、TwitterやDiscordなど別のSNSでも繋がりを持っておくと交流しやすくなります。
VRChatterをフォローしておくとRTで有益な情報が得られたりもするので一石二鳥!

あとがき

(あくまで私のやり方・考え方として)"VRぼっち"の脱し方をアレコレ書いてみました。
こうやってまとめてみると、リアル世界だろうがバーチャル空間だろうが交友関係の広げ方ってそこまで大きな違いはないのかもしれませんね。

ところで…… この記事のタイトルに「"VRぼっち"を脱しよう!」と書いてありますが、この「脱しよう!」というのは命令形ではなく"Let's ... together"的な意味です。

私もつい数日前に「ようやくPublicインスタンスで人と知り合うことに抵抗がなくなってきた」ぐらいなもので、VRChatterとしてはまだまだひよっこです!
フレンド数も前よりだいぶ増えたけど3桁は行ってないぐらい。

というわけで、まだまだ人見知りな私ですが、仲良くしてくれる人はぜひともフレンド登録お願いします! もちろんJoinも大歓迎!

vrchat.com

*1:他人と繋がらず遊ぶことを否定しているわけではありません。一人でワールドを巡って自撮りをするなど楽しみ方は人それぞれです。この記事はあくまで「やっぱ他人と繋がりたいよな」と思っている人に向けて書いています。

*2:私自身はイベントを主催したことはないのですが、いろんなイベント主催者さんから聞いたお話を総合したものなので、そこまで的外れではないはずです。

*3:このへんの感覚は人それぞれだと思います。「人がいっぱいいる場所よりマンツーマンの状況の方がよっぽど緊張する」というタイプの人であれば、これに従う必要は全然ありません。

*4:なんなら高校生まで場面緘黙症を患っていました。……重い話だから脚注に閉じ込めといた!

*5:VRChat民には「リアルはリアル、VRCはVRC」と明確に分けて考える人も少なくないので、家族やら仕事やらの話題は避けた方がいいかもしれませんが。

*6:これは実際私が言われがちなことです! そこから「元々カスタムメイドで作ってたんですが、VRChatに持って来られないのでVRoidで頑張って再現しました」などと説明すると「VRoidにこういう衣装あるんですね」とか「知り合いにカスタムメイドガチ勢いたなぁ」とか、そんな感じで結構話が続きます。

*7:いちおう上限は存在するらしいのですが、少なくとも1000人や2000人程度の単位ではないようで、上限に達したという報告も見たことがないので実質無限と思って大丈夫です。