翻訳: 未経験者のためのCelesteスピードランガイド
[2022/08/30 FC2ブログから移行＆追記]
この元記事が書かれたのは2018年12月と、Celeste発売から1年経っていない時期のものであるため、今から見ると"時代遅れ"的な部分があるかもしれません。
一応アーカイブとして残してはおきますが、これから「Celesteを走ろう」と思っている人は↓のWikiを参考にされた方が良いかと思います。
（この翻訳も今見るとガバガバだし……）
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こんばんは！ バーチャルRTA走者と名乗りたいバーチャル一般人のキルミシブです！
RTA in Japan3を見て「私も何か走ってみたい！」と意気込んだはいいものの、いったい何から始めるべきか…🤔
そんな私にうってつけの記事を見つけたので、頑張って誤訳してみました！
[2021/03/11 追記]
Celeste 攻略 Wiki*
当記事を書いた当時は本当に日本語の情報が何もなかったのですが、
現在は有志の方によって作成されたWikiがあります！
「本格的にCelesteを走りたい！」という方はこちらも是非ご覧ください！
[元記事]
Guide to speedrunning Celeste for those who have never speedrun before : celestegame
Posted by u/uhhhhmmmm
[注意]
訳者は英語もCelesteも初心者なので、誤訳が含まれている可能性が非常に高いです！
お気づきの点はコメントにてご指摘いただけると非常に助かります🙏
また、読みやすさを優先して、原文にはない見出し番号や箇条書きを追加している部分があります。
未経験者のためのCelesteスピードランガイド
Posted by u/uhhhhmmmm
私はスピードランの観戦（特にAGDQやSGDQ）は好きでしたが、自分で走ろうとは思っていませんでした。
ゲームがそれほど得意ではなく、何時間もかかるようなスピードランに割ける時間もなかったからです。
しかし、Celesteはプレイしていてとても楽しく、一周に1時間もかからない。
そして何よりもゲーム自体にタイマーが用意されているため、気軽に「走ってみよう」と思うことができたのです。
スピードランは自分が思うほど難しくも怖くもありません。
私がスピードランを通じて得た知識や楽しみを共有していきたいと思います。
1. 「スピードランなんてできっこないよ…通常プレイでさえ死にまくったのに」
私が第一に学んだのは、走者は魔法使いでもなんでもないということ。
もちろん上を目指すのであれば技術も必要ですが、最も大事なのは、やる気・学習意欲・改善意欲といったことなのです。
実は、初見プレイよりもスピードランの方が楽なのです。
Celesteにはパズル要素があるため、初見プレイだと突破法を各部屋ごとに考える必要があります。
逆にいえば、一度クリアしてしまえば突破法を考える必要がないぶん簡単に突破できるということです。
仮に初見プレイ時に3万回死んでいようが問題ありません。
ゲームのTipsにもある通り、死んだ回数を誇りましょう。
死んだ数だけ学んで成長したということなのですから。
また、これからスピードランを始める人が活用できるものはたくさんあります。
多くのガイドやビデオ、そして質問に答えてくれる親切な人たちです。
初見プレイのときにひどく苦労した面はありませんでしたか？
もしかすると、もっと簡単な攻略法を誰かが教えてくれるかもしれません。
Celesteには（私の経験上）、ただ攻略するだけでなく、楽しむためのコミュニティが広く開かれています。
2. なぜCelesteでスピードランをするか
スピードランが近寄りがたいと思われる原因として、トッププレイヤーのベスト記録ばかりが注目されがちなことが挙げられます。
（Celesteの場合、TAS動画しか見たことがないという人もいるでしょう）
それで自分へのハードルを必要以上に上げてしまうのです。
どうぞ Celeste - speedrun.com を見てみてください。さまざまなレベルの人が自分なりのスピードランを楽しんでいるのがわかりますね。
これがCelesteの素晴らしいところです。どの部屋にも数多くの攻略法があるため、自分に合ったルートを選べる。
これはとてもやりがいのあるものです。
Celesteはスピードランを前提に作られているため、何かを待たされる部分も、簡単すぎて退屈する部分もありません。
それでいて、難しすぎて頭を壁に打ち付けたくなるような部分もない（そういうルートを選べばの話です）。
どうしても難しいテクニックがあれば、単に別の攻略法を学べばよいのです。
30分切りを目指す人も、1時間半切りを目指す人も、タイム短縮を目指して努力するという点では何も変わりません。
また、私は操作感のよいゲームが好きで、その点でCelesteはとても素晴らしいです。
キャラクターを思うがままに動かせるので、ただ画面中を走り回るだけでも楽しいものです。
新しいテクニックやスキルの習得に行き詰まったとしても、自分なりの工夫で乗り越えられると気持ちいいものです。
そして、その気持ちよさは走っている間に何度も押し寄せる。
なぜCelesteを走るか？ 根源的には、それがとんでもなく楽しいからです。
3. はじめよう
Celesteのスピードランはすぐに始められます。オプションからタイムアタック・タイマーをオンにするだけです。
タイムアタック・タイマーは、"チャプター"か"ファイル"を選べます。
最もメジャーなany%を走るのであれば、"ファイル"を選び、新規ファイルでゲームを始め、そのままラスボスを倒すまでプレイしましょう。
タイムはゲーム内で自動的に計測されます。
4. コントローラー
Celesteはどんなコントローラーでもプレイできます。キーボード、方向キー、アナログスティック。あるいは DDRパッド 。
このうちどれを使うべきか？ あなたが最もやりやすいもので構いません。
メジャーなのは方向キーとキーボードです。斜め入力を明確に区別しやすいからです。
私はアナログスティックを使っていますが、特に問題は感じていません。
アナログスティックによくある不満として、ダッシュがあらぬ方向に入力されてしまうというものがあります。
私もこの現象に悩んでいましたが、プレイ中にふと手元を見て気づきました。
ゲームの認識がおかしいのでなく、自分の指が本当に間違った方向を入力していたのです。
それに気づいてから、自分の入力感覚と実際の入力が一致するようにひたすら鍛えました。
その結果、この類の問題に悩まされることはほぼなくなりました。
5. どうやってルートを覚えるか？
Celesteの学び方は、あなたの目標や楽しみ方に応じて変わってきます。
実践よりも学習・練習を優先した方がタイムは良くなるかもしれませんが、あまり楽しいやり方とは言えませんよね。
これを念頭に置いて、取りうる方法をいくつか示していきます。
5.1. とても気楽に
「スピードランに興味はあるけど、ルートの暗記に何時間もかけるのはイヤだ。
他に遊びたいゲームもあるし、あんまり時間を使いたくはない。」
そういう場合は、とにかく走ってみましょう！ 何かを学ぶ必要は全然ありません。
プレイするたびに死ぬ回数も減り、すぐに満足感が得られるでしょう。
信じられないような好タイムは出ないでしょうが、構いません。
それでも十分に楽しいものです。
"search skip"という簡単なテクニックがあります。
2分で習得できてタイムを2分短縮できるというコストパフォーマンスのよい技です。
こちらの解説をご覧ください：
www.youtube.com[訳注: 下図のように、チャプター5の特定場面のスキップに使えるテクニックです。後述の"hyper dash"と組み合わせると反復練習しやすいかも]
もう少し意欲があれば、私がタイムロスしやすいと思う部屋をリストアップしたので、
これらの部屋の攻略法を考えてみるのもよいでしょう： https://imgur.com/a/Tfv1WXC
5.2. やや気楽に
「5.1 と同じように、他にやりたいゲームがあるのでCelesteの練習だけに何ヶ月も費やしたくはない。
でも、Celesteのスピードランを観戦して『超クール』だと思ったので、いくつかのテクニックは真似してみたい。」
そんな方にうってつけの動画があります：
www.youtube.comこの動画でいろんなテクニックを、特に"hyper dash"を覚えましょう。
"hyper dash"はスピードランの根幹をなすテクニックであり、大きな穴を飛び越えることができます。
そして、これらのテクニックが使えそうなところで実践しましょう。
大きな穴がある？ "hyper dash"の出番です。
長い平面がある？ そこに沿って"wave dash"すれば加速できます。
あるいは、Benteezyのチャプター別ガイドを見て、特定の部屋の攻略法を学ぶのもよいでしょう：
テクニックを手っ取り早く身につけたいなら、チャプター1だけ攻略法を覚えるのもよいでしょう。
チャプター1は短いですが、テクニックの使い所が数多く詰まっています。
speedrun.comにはチャプター別のリーダーボードもあります。
その中でもチャプター1はとても人気で、200人を超える走者が記録を提出しています。
5.3. 真面目にやっていいタイムを出したい
「Celesteは楽しいので、タイムを競ったり、スピードラン全体を学んでみたい。
成果が出るには時間がかかるかもしれないけど、それでも構わない。」
- まず、これまでに挙げた動画を見て、各テクニックを学んでください。
- さらに深く知りたければ、Programmaticの動画を見ましょう：
- エピローグ面の長い平面は、"hyper dash"などの練習に使えます。
- チャプター2のハート面は"neutral walljumps"の練習にうってつけです。
- Celesteスピードランの用語集があります： Celeste Speedrun Glossary
- 訳注: 日本語訳しました！
- CelesteスピードランDiscordに入りましょう： Mt. Celeste Climbing Association
それから、Benteezyのガイドで部屋ごとの攻略法を学びましょう：
あるいは、Programmaticのガイドもあります。こちらはより新しく上級者向けです：
どちらのガイドも、各テクニックの使い所を解説しています。
特定のやり方が自分にとって難しすぎる場合は、簡略化するか、思い切って無視してみましょう。
Benteezyのガイドは若干古いため、最新の攻略法を知るためにトッププレイヤーのランを見てもよいでしょう。
もちろん、ガイドと違って解説は付いていません。
1つのチャプターの全部屋を学んだら、チャプターの通し練習を行い、部屋の行き来をスムーズにできるようにします。
これを7チャプターぶん繰り返せば準備完了です！
私のやり方は、一度満足のいく走りが出来たら、今度はそのタイムを打ち破るために新たな攻略を覚える。
そうして新記録を出しては満足し、また新たな攻略を覚える。この2ステップの繰り返しです。
一般的に、（特定のテクニック・部屋・チャプターなどの）集中的な練習は、通し練習よりも効率よく行えます。
もちろん練習ばかりでは飽きるでしょうから、自分が楽しんでやれるバランスを探してください。
尤も、あなたが「トップタイムを目指して何ヶ月も集中練習するのが楽しい」というのであれば話は別ですが……。
5.4. 一刻も早くトップランナーになりたい
いきなりトップランナーを目指すというのも、決してバカげた考えではありません。
トップ10ランナーの中にはCelesteからスピードランを始めた人もいますし、
Neroは先週Celesteを始めたばかりで早くもトップ3に入っています。
- "ultra dash"や"corner boost"等を含めた全てのテクニックを、デバッグモードを利用して効率的に練習してください。
- 自分が継続的に学習・成長できていることを常に確かめてください。
- 動作原理があいまいな部分を残さず、理解し尽くしてください。
- チャプター1はテクニックが凝縮されているため、すばやく上達する近道となります。
- 「0.5秒しか短縮できないから」という理由でテクニックを省略してはなりません。それは最終的にはどうせ必要になるものですし、研鑽を続けること自体があなたをよりよいランナーにするでしょう。
- 1つのチャプターを集中練習するなら、そのときの動きを動画やgifとして保存し、後の自分が参照しやすいようにするとよいでしょう。
最初の完走タイムが40分を切るような人もいます。これは、彼らの効率的学習の賜物といえます。
トップランナーになるのは決して簡単ではありません。
そのためには何百時間もの努力を要するでしょうし、それでもなお技量不足に直面することも十分ありえます。
それでもなお、あなたがトップランナーを目指すつもりなら、私はこう言いましょう：「それは達成可能です。」
6. スピードランの録画＆LiveSplitの設定
あなたの記録をspeedrun.comに提出してみましょう。
そのためには、中断のない全編プレイ動画が必要です。
PC版の場合は、OBS(open broadcasting software, フリーソフト)が使えます。
OBSやTwitchの設定についてはネット上に解説が数多くあります。
コンソール版(家庭用ゲーム機版)の場合は、テレビの映像を録画してもよいです(十分な画質が確保できるなら)。
スプリットタイムを取って自分のランを分析したいなら、livesplitを導入しましょう： LiveSplit
次に、スプリットを編集し、ゲーム名をCelesteと入力し、autosplitterの設定を行ってください。
スプリットごとに名前を付ける等して、自分が見やすいように設定しましょう。
Edit Layoutでタイマーの見た目を変えることもできます。
詳しくは、例えば次のチュートリアルをご覧ください：
自力で解決できない問題があれば、Discordで質問してみてください。
このガイドが、これからスピードランを始める人たちの助けになることを望みます。
もしあなたがその一人であるなら、頑張って、そして楽しんで！
このガイドに関する疑問や、追加すべきことがあれば、私に伝えてください！
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私が原文を読んでいて印象に残ったのは、随所に現れる"fun"という単語です。
RTAというとどうしても敷居の高い印象を受けてしまっていたのですが、
「ユニークなゲームの遊び方の一つ」としてまず"楽しむ"ことが大事なんだよな～ と思えました！🤗
それではまた～👋👋
