VRoidを拡張する『VRoidXYTool』の導入方法・使い方
VRoidXYToolは、VRoid Studioに拡張機能をいろいろと追加する(非公式な)プラグインです。
使いこなすと便利なのですが、日本語で解説してあるページがないせいかいまいち普及していないので、備忘録も兼ねていろいろ書いておきます。
おことわり
- 以下の記述はすべて「執筆時点ではこうだった」というのを書いているだけなので、アップデート等により正しい情報でなくなる可能性があります。ご了承ください。
- VRoidXYToolはあくまで非公式なツールなので、これを導入したことで起こった問題などをpixiv様に問い合わせたりするのはやめましょう。
(2022/08/30 FC2ブログから記事移行)
導入方法
以下のページから
BepInEx_x64_5.4.21.0.zip
をダウンロードして解凍
github.com1で解凍された中身を全てVRoidのインストールフォルダにぶちこむ
※特に設定してなければC:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\VRoid Studio
がインストールフォルダになっているはず
VRoidを一度起動して終了させる
以下のページから
VRoidXYTool.zip
をダウンロードして解凍
github.com2でぶちこんだ
……\VRoid Studio\BepInEx\plugins
フォルダにVRoidXYTool.dll
をぶちこむ
※plugins
フォルダがない場合は、2のファイルの置き場所が間違ってるか、3のVRoid起動を忘れているかのどっちかだと思われます再びVRoidを起動し、見慣れない小窓が出ていれば導入完了
機能説明
カメラ
ワンボタンで視点を前後左右に移動できます。
手で動かすと微妙に真正面にならなかったりするので地味に便利。
VRoid標準のショートカットキーもあるので適宜使い分けましょう。
ガイド
自前の画像やグリッドを編集画面に表示させることができます。
再現したいキャラの元絵などがある場合にかなり便利です。
ガイドの設定はVRoidを閉じると消えてしまうので、位置調整が済んだら「プリセットをセーブ」するのを忘れずに。
※左右が反転したように見える場合は、回転のyを180度にすれば想定通りの向きになります
テクスチャ連携
テクスチャを外部のペイントツールで編集するときに便利なやつです。
まずはテクスチャ編集画面に行きましょう。
「テクスチャをエクスポート」「ガイドをエクスポート」を押してから「テクスチャの保存先を開く」を押すと、こんな感じでテクスチャが出力されます。
この画像を任意のペイントツールで編集して保存すると……
VRoid側にも自動的に反映されます。
手動でインポートする一手間がなくなるだけでもかなり便利です。
ポーズプリセット
撮影モードのポーズ&アニメーション>ポーズで作ったポーズを保存できます。
標準機能としてあってもよさそうな感じですよね。
プリセットポーズが「デフォルト」になっていない状態でロードすると盛大にバグるようなので気をつけましょう。
MMD(実験的)
撮影モードで、MMDのモーションファイル(vmdファイル)を再生することができます。
ただし"実験的"と書いてある通り、再生できないvmdファイルがあったり、再生できても挙動が微妙に変だったりすることがあります。
本格的に踊らせるというよりは「飛んだり跳ねたりしたときに揺れものが意図通りに動くか」「身体の突き抜け等の破綻が起こらないか」といった確認のために補助的に使うのが良いかもしれません。
録画
撮影モードでmp4形式の動画が録画できるようになります。
ただし、描画処理が動画撮影用に最適化されたりはしないので、モデルやPCスペックによっては結構カクカクになります。
本格的に踊らせたいのであれば、やはりVRM Live Viewer等の専用ソフトを使った方がいいと思います。